9日のドル・円は、東京市場では112円41銭から112円76銭で推移。
欧米市場でドルは113円45銭まで上昇し、113円35銭で取引を終えた。
本日10日のドル・円は主に113円台で推移か。
米長期金利の上昇や原油先物の大幅反発を意識してリスク回避的なドル売り・円買いは後退する見込み。
欧州中央銀行(ECB)は10日に理事会を開いて金融政策を決定する。
ECBのドラギ総裁は1日に欧州議会に書簡を送り「3月の理事会で経済見通しの悪化を考慮する必要がある」と指摘している。
大半の市場参加者は、2月のユーロ圏消費者物価コア指数(インフレ率)が鈍化したことなどを考慮して、ECBは何らかの緩和措置を導入する可能性は極めて高いと予想している。
ただし、ECBは預金金利を現行の-0.30%から-0.40%に引き下げることについては、銀行収益を圧迫するとの理由で賢明な策ではないとの声が聞かれている。
また、量的緩和プログラムの規模拡大は金融機関の手元に大量の資金が残る可能性があるため、インフレ見通しに影響を及ぼすことは期待できず、一部の投資家は政策の有効性を疑問視している。
今回の理事会では他の緩和策についても議論されるとみられるが、預金金利の引き下げにとどまった場合、ユーロを買い戻す動きが広がるのではないか、との見方が出ている。
欧米市場でドルは113円45銭まで上昇し、113円35銭で取引を終えた。
本日10日のドル・円は主に113円台で推移か。
米長期金利の上昇や原油先物の大幅反発を意識してリスク回避的なドル売り・円買いは後退する見込み。
欧州中央銀行(ECB)は10日に理事会を開いて金融政策を決定する。
ECBのドラギ総裁は1日に欧州議会に書簡を送り「3月の理事会で経済見通しの悪化を考慮する必要がある」と指摘している。
大半の市場参加者は、2月のユーロ圏消費者物価コア指数(インフレ率)が鈍化したことなどを考慮して、ECBは何らかの緩和措置を導入する可能性は極めて高いと予想している。
ただし、ECBは預金金利を現行の-0.30%から-0.40%に引き下げることについては、銀行収益を圧迫するとの理由で賢明な策ではないとの声が聞かれている。
また、量的緩和プログラムの規模拡大は金融機関の手元に大量の資金が残る可能性があるため、インフレ見通しに影響を及ぼすことは期待できず、一部の投資家は政策の有効性を疑問視している。
今回の理事会では他の緩和策についても議論されるとみられるが、預金金利の引き下げにとどまった場合、ユーロを買い戻す動きが広がるのではないか、との見方が出ている。