4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・全般軟調な中でも個人のセンチメントは悪化せず ・ドル・円は122円59銭付近、押し目買いで下値は堅い ・目標株価引き上げの雪印メグ (T:2270)、トレンド (T:4704)、セプテーニ {{|0:}}が上昇 ■全般軟調な中でも個人のセンチメントは悪化せず 日経平均は大幅に下落。
383.40円安の19556.50円(出来高概算10億3000万株)で前場の取引を終えている。
注目されていた欧州中央銀行(ECB)理事会は、預金金利の0.10%引き下げと債券買い入れ措置の6カ月延長を発表。
しかし、市場が期待したほどの規模ではなかったことが失望感につながり、欧州市場は全面安。
これを受けた米国市場ではNYダウが一時300ドルを超える下落局面をみせていた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比395円安の19545円と大きく下げており、東京市場も幅広い銘柄に売りが先行した。
売り一巡後は同水準に位置する25日線を挟んでのもち合いとなり、前引けにかけてはやや下げ幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の9割を占めている。
規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに2ケタの下げ。
セクターでは東証33業種全てが下げており、海運、その他金融、不動産、鉄鋼、金属製品、倉庫運輸、情報通信、その他製品、医薬品、精密機器などの弱さが目立つ。
日経平均は25日線レベルでの攻防をみせている。
同水準では押し目を狙った動きなども意識されやすいが、週末要因のほか、米国市場では雇用統計の発表を控えており、押し目も狙いづらいところであろう。
とは言え、ほぼ全面安商状ながらも、日経平均の下落率1.92%、TOPIXの1.73%に対して、マザーズ指数は1.14%、東証2部指数は0.82%、ジャスダック平均は0.45%の下落となっており、相対的に中小型株の底堅さが意識される。
全市場での値上がり率上位30社をみても、ほぼマザーズ、JASDAQ、東証2部の銘柄が占めている。
インデックスに左右されにくい面もあろうが、中小型株を中心とした短期的な値幅取り狙いの物色が続きそうである。
その他、日本郵政 (T:6178)が連日で最高値を更新している。
パソコン事業再生報道を受けて富士通 (T:6702)が堅調である。
値動きの良い銘柄等へ資金がシフトしやすく、特に郵政グループ3社が強含みの値動きを続けるようだと、全般軟調な中でも個人のセンチメントはそれ程悪化しないだろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は122円59銭付近、押し目買いで下値は堅い ドル・円は122円59銭付近で推移。
欧州中銀による追加緩和への失望感で前日からドル売りが強まっているが、押し目買いで下値は堅い。
欧州中銀が前日発表した追加緩和策に失望感が広がり、海外市場ではユーロ買い・ドル売りが強まり、ドル・円は一時122円30銭まで下落。
ただ、東京市場では押し目買いが観測されており、122円85銭まで値を戻す場面もあった。
日経平均株価が前場大幅安となったほか、上海総合指数がさえない値動きで推移。
また、ランチタイムの日経平均先物が引き続き弱含んでいることから、ドル・円は午後に値を下げる可能性がある。
ただ、押し目買いが入りやすいため、下げは限定的とみる。
12時25分時点のドル・円は122円59銭、ユーロ・円は133円91銭、ポンド・円は185円42銭、豪ドル・円は89円77銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・Fリテ (T:9983)、KDDI (T:9433)、ソフトバンクG (T:9984)で日経平均を約87円押し下げ ・目標株価引き上げの雪印メグ (T:2270)、トレンド (T:4704)、セプテーニ {{|0:}}が上昇 ・郵政グループ3社は日本郵政 (T:6178)、かんぽ生命保険 (T:7181)が上昇 ☆後場の注目スケジュール☆ ・14:00 11月消費者態度指数(予想:41.7、10月:41.5) <海外> ・16:00 独・10月製造業受注(前月比予想:+1.2%、9月:-1.7%) <SY>
・全般軟調な中でも個人のセンチメントは悪化せず ・ドル・円は122円59銭付近、押し目買いで下値は堅い ・目標株価引き上げの雪印メグ (T:2270)、トレンド (T:4704)、セプテーニ {{|0:}}が上昇 ■全般軟調な中でも個人のセンチメントは悪化せず 日経平均は大幅に下落。
383.40円安の19556.50円(出来高概算10億3000万株)で前場の取引を終えている。
注目されていた欧州中央銀行(ECB)理事会は、預金金利の0.10%引き下げと債券買い入れ措置の6カ月延長を発表。
しかし、市場が期待したほどの規模ではなかったことが失望感につながり、欧州市場は全面安。
これを受けた米国市場ではNYダウが一時300ドルを超える下落局面をみせていた。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比395円安の19545円と大きく下げており、東京市場も幅広い銘柄に売りが先行した。
売り一巡後は同水準に位置する25日線を挟んでのもち合いとなり、前引けにかけてはやや下げ幅を広げている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の9割を占めている。
規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに2ケタの下げ。
セクターでは東証33業種全てが下げており、海運、その他金融、不動産、鉄鋼、金属製品、倉庫運輸、情報通信、その他製品、医薬品、精密機器などの弱さが目立つ。
日経平均は25日線レベルでの攻防をみせている。
同水準では押し目を狙った動きなども意識されやすいが、週末要因のほか、米国市場では雇用統計の発表を控えており、押し目も狙いづらいところであろう。
とは言え、ほぼ全面安商状ながらも、日経平均の下落率1.92%、TOPIXの1.73%に対して、マザーズ指数は1.14%、東証2部指数は0.82%、ジャスダック平均は0.45%の下落となっており、相対的に中小型株の底堅さが意識される。
全市場での値上がり率上位30社をみても、ほぼマザーズ、JASDAQ、東証2部の銘柄が占めている。
インデックスに左右されにくい面もあろうが、中小型株を中心とした短期的な値幅取り狙いの物色が続きそうである。
その他、日本郵政 (T:6178)が連日で最高値を更新している。
パソコン事業再生報道を受けて富士通 (T:6702)が堅調である。
値動きの良い銘柄等へ資金がシフトしやすく、特に郵政グループ3社が強含みの値動きを続けるようだと、全般軟調な中でも個人のセンチメントはそれ程悪化しないだろう。
(株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は122円59銭付近、押し目買いで下値は堅い ドル・円は122円59銭付近で推移。
欧州中銀による追加緩和への失望感で前日からドル売りが強まっているが、押し目買いで下値は堅い。
欧州中銀が前日発表した追加緩和策に失望感が広がり、海外市場ではユーロ買い・ドル売りが強まり、ドル・円は一時122円30銭まで下落。
ただ、東京市場では押し目買いが観測されており、122円85銭まで値を戻す場面もあった。
日経平均株価が前場大幅安となったほか、上海総合指数がさえない値動きで推移。
また、ランチタイムの日経平均先物が引き続き弱含んでいることから、ドル・円は午後に値を下げる可能性がある。
ただ、押し目買いが入りやすいため、下げは限定的とみる。
12時25分時点のドル・円は122円59銭、ユーロ・円は133円91銭、ポンド・円は185円42銭、豪ドル・円は89円77銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・Fリテ (T:9983)、KDDI (T:9433)、ソフトバンクG (T:9984)で日経平均を約87円押し下げ ・目標株価引き上げの雪印メグ (T:2270)、トレンド (T:4704)、セプテーニ {{|0:}}が上昇 ・郵政グループ3社は日本郵政 (T:6178)、かんぽ生命保険 (T:7181)が上昇 ☆後場の注目スケジュール☆ ・14:00 11月消費者態度指数(予想:41.7、10月:41.5) <海外> ・16:00 独・10月製造業受注(前月比予想:+1.2%、9月:-1.7%) <SY>