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自律反発を意識も為替相場を睨みながらの展開に

発行済 2016-03-22 08:51
更新済 2016-03-22 09:00
自律反発を意識も為替相場を睨みながらの展開に
 22日の日本株市場は買い先行の展開となり、日経平均は先週の下げに対する自律反発が意識されよう。
21日の米国市場は利上げ観測の後退や堅調な原油相場が引き続き好感されており、NYダウは7日続伸だった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比245円高の16755円となり、これにさや寄せする格好となろう。
 ただし、これまで相場の変動要因だった原油相場が上昇を見せてきているものの、ここにきて為替相場に振らされる相場展開となっている。
為替連動でのアルゴリズムトレードへの思惑なども警戒されやすく、円高に大きく振れる局面においては、仕掛け的な動き等にも警戒する必要がありそうだ。
 その他、期末要因から機関投資家の積極的な売買は次第に手控えられると考えられるなか、不安定な相場展開が意識されやすい。
さらに、期末接近で貸株返却に伴う買戻しなども意識されやすい時期ではあるが、米利上げペース鈍化を背景とした円高が、引き続き株式市場の重しになりそうだ。
その為、買い一巡後は為替相場を睨みながらのこう着感の強い相場展開になろう。
 物色としては、米アップルのイベントが開催され、「iPhone SE」の発表を受けて、アップル関連のほか、経産省は燃料電池車を2030年までに80万台程度とする計画から、燃料電池車や自動運転関連。
人工知能を使った小説が文学賞で一次選考を通過したと報じられており人工知能関連。
その他、先週動意をみせていたフィンテックなども引き続き注目されよう。

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