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日米の注目経済指標:8月米小売売上高で消費動向を見極める

発行済 2016-09-10 15:01
更新済 2016-09-10 15:33
日米の注目経済指標:8月米小売売上高で消費動向を見極める
9月12日-16日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。


■13日(火)午前8時50分発表予定
○(日) 7-9月期景況判断BSI・大企業製造業-4-6月期は−11.1
参考となる4-6月期の数字は大企業製造業で−11.1となり、2期連続で悪化した。
非製造業は−6.3となり、2期連続の悪化。
全産業でも2期連続で悪化した。
ただし、先行き7-9月期は大企業製造業で+7.0だった。
7−9月期は全産業ベースである程度改善するとの見方が多いようだが、企業設備投資は抑制されており、大幅な持ち直しは期待できない。


■15日(木)午後9時30分発表予定
○(米)8月小売売上高-予想は前月比-0.1%
参考となる7月実績は前月比0.0%となり、市場予想の+0.4%程度を下回った。
コアの小売売上高(食品サービス、自動車、燃料、建築材を除く)は横ばいだった。
8月については一般小売、電気製品などが持ち直す可能性があるが、全体的にはまちまちの状態であるとみられており、やや弱含みとなる可能性がある。


■15日(木)午後10時15分発表予定
○(米)8月鉱工業生産-予想は前月比-0.2%
参考となる7月実績は+0.7%だった。
鉱業や公益事業が伸びた。
8月については鉱業の伸びが期待できるが、自動車・自動車部品の伸びは期待できないことや公益事業が伸び悩むと予想されており、全体的には前月比マイナスとなる可能性がある。


○(米)8月消費者物価コア指数■16日(金)午後9時30分発表予定
・予想は前年比+2.3%
参考となる7月実績は前年比+2.2%で市場予想と一致した。
住宅と医療費は上昇した。
8月については帰属家賃の上昇は続くことから、インフレ率は7月実績と同水準かやや上回る可能性がある。


その他の主な経済指標の発表予定は、12日(月):(日)7月機械受注、(日)8月国内企業物価指数、15日(木):(米)8月生産者物価指数、(米)9月NY連銀製造業景気指数、(米)7月企業在庫、16日(金):(米)9月ミシガン大学消費者信頼感指数。



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