いちご (T:2337)は25日、スマート農業への支援第二弾として、同社グループの宮交シティを通じ、宮崎市内のビニールハウスを取得すると同時に、九州アスリート食品ファームに賃貸借する事業の開始を発表した。
同ビニールハウスは、約1ヘクタールの土地に、約4年前より南国果実の栽培を開始しているが、農業事業者の母体企業が破産手続きを開始し、事業の継続が困難になっていた。
また、地元宮崎県で採用された農業従事者の雇用の継続についても課題となっていたなか、いちごが、宮崎県内においてすでにスマートビニールハウスの賃貸借事業を開始していることから、本件に至った。
なお、九州アスリート食品ファームは、同ビニールハウスの農業従事者を再雇用し、栽培を継続する。
また、ライチ栽培において、国内最大規模の生産を目指す。
また、スマートビニールハウスの取得資金調達のため宮交シティが発行するCSR型の無担保社債は、スマート農業事業の第一弾と同様、本社債の手数料の一部が宮崎大学医学部の小児科分野宮崎ひまわりキャンプに寄付される。
今後は、同社のテナントネットワークを活用し、農作物を流通機能へ卸すルートの開拓等により、スマート農業への支援を継続することで、日本の自給率向上、農作物の品質向上、農家の収入向上に貢献していくとしている。