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25日の香港市場概況:ハンセン指数は下落、海外情勢の不透明感を嫌気

発行済 2015-11-25 18:21
更新済 2015-11-25 18:33
25日の香港市場概況:ハンセン指数は下落、海外情勢の不透明感を嫌気
25日の香港市場は値下がり。
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比89.63ポイント(0.40%)安の22498.00ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が28.76ポイント(0.28%)安の10127.87ポイントと、そろって3日続落した。
売買代金は648億4700万香港ドル(24日は571億9400万香港ドル)。
海外情勢の不透明感が重し。
トルコによるロシア軍機の撃墜、チュニジア首都でのテロ発生など、地政学リスクの高まりを嫌気した。
もっとも、大きく売り込む動きにはつながっていない。
中国の政策期待が相場を下支えしている。
本土株が続伸で引けるなか、香港の各指数もプラス圏に浮上する場面がみられた。
ハンセン指数の構成銘柄では、長江グループの電能実業(6/HK)が2.9%安と下げが目立つ。
同系列の長江基建集団(1038/HK)による完全買収計画について、24日の臨時株主総会で否決されたことが売り材料視された。
航空大手の国泰航空(293/HK)も1.9%安と売られる。
前述の地政学リスクで空運需要が後退すると警戒された。
H株銀行セクターもさえない。
招商銀行(3968/HK)が1.6%安、中国農業銀行(1288/HK)が1.3%安、中国建設銀行(939/HK)が1.1%安で引けた。
不良債権の受け皿として設立された中国東方資産管理公司が24日、国内金融機関の不良債権推移について、「少なくとも、あと4~6四半期は増勢をたどる」との見方を示したことなどを嫌気している。
半面、H株証券セクターはしっかり。
華泰証券(6886/HK)が4.1%高、広発証券(1776/HK)が3.1%高、海通証券(6837/HK)が1.2%高で引けた。
「中国証券監督管理委員会が証券会社の自己勘定売買に関する制限を撤廃した」と報じられたことが手がかりになっている。
【亜州IR】

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