[30日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小動き。米原油在庫が週間統計で予想外に減少したことが相場を下支えする一方、ロシアの減産量が予想を下回ったとの報道やドル高が重しとなっている。
北海ブレント先物は0020GMT(日本時間午前9時20分)時点で1バレル=78.28ドルと変わらず。米WTI先物 は0.06ドル(0.1%)安の72.91ドル。
米エネルギー情報局(EIA)が29日発表した週間統計(24日まで)によると、製油所がメンテナンス期を終えて生産を増やしたため、米原油在庫は増加予想に反して減少した。
一方、ロシアの産油量が3月第1─3週で日量約30万バレル減少し、目標の減産幅50万バレルを下回ったとする報道とドル高が原油相場の上値を抑えている。