[香港 13日 ロイター] - 中国教育省は、無許可の家庭教師サービスに最高で10万元(約1万3715ドル)の罰金を科す可能性があると発表した。急成長する放課後学習指導業界を取り締まる一環という。国営の中国中央テレビ(CCTV)が12日伝えた。
教育省は教育制度を改革し、生徒の学業面のプレッシャーを軽減しようと努めている。
政府は2021年、生徒のプレッシャー軽減と家計負担を減らし出生率を高める目的で、市場規模が1200億ドルにも達する家庭教師産業を取り締まる厳しい規制を導入した。
教育省は、その後も無許可の家庭教師サービスなどの問題は続き、教育企業が「金を取って逃げる」事態もまだ起きていると指摘。放課後学習指導に関する法制度の改善が急務だとした。
中国では、若い世代が子どもを持ちたがらない主な要因として教育費の高さが挙げられている。