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底堅い相場のなかで中小型株物色を注視

発行済 2019-11-22 12:21
更新済 2019-11-22 12:41
© Reuters. 底堅い相場のなかで中小型株物色を注視

[日経平均株価・TOPIX(表)]日経平均;23180.18;+141.60TOPIX;1697.76;+8.38[後場の投資戦略] 前場の東京市場では、前述した米中動向を受け、対立激化への警戒が一服するなか、中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株式市場は総じて堅調な動きとなっており、東京市場でも売り方による指数先物に対する買い戻しの動きが強まった。

21日の225先物の売買手口においても、差し引きでは目立った傾きはシティグループを除いてみられなかったものの、クレディスイスやメリルといった商品投資顧問業者(CTA)とみられる主体の売買が目立っており、東京市場も商いの膨らまないなかで依然として米中対話に係るヘッドラインによる先物主導の相場は継続することが見込まれる。

本日は週末要因もあり、全体としては上値追い継続への期待感はやや後退する可能性もある。

 一方で、21日の日経平均は一時22726.71円まで下押しした後に押し目買いが入り、終値ベースでは23000円台をキープした。

本日も同様にこの節目をキープしており、昨日までの3営業日でみられた利益確定売りの動きが一巡したと見る向きもあろう。

10月初旬から11月にかけて騰勢を強めた日経平均による同期間の価格帯別売買高では、商いの集中するレンジが23000円より上方に位置してきており、足元の上昇は急ピッチではあったがこの水準でのサポートラインとしての信頼感も強まってきている。

他方、前引け時点の東証1部の中小型株指数やマザーズ指数が、大型株指数よりも強含んでおり、東京市場の底堅さを意識した物色対象の広がりには引き続き注目したいところである。

(雲宮 祥士)

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