[ドバイ 2日 ロイター] - ドバイは3日から、すべてのショッピングモールと民間企業の全面再開を許可する。政府広報室が明らかにした。
ドバイは先月から新型コロナウイルス感染拡大抑制のための規制を緩和し始めており、一部小売・卸売業者のほか、映画館、ジム、屋内のスケートリンクとスキー場が、感染対策と社会的距離(ソーシャルディスタンス)措置を講じたうえで再開している。
ドバイ経済は、小売、観光、接客業に大きく依存しており、新型コロナ感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)と移動規制により苦戦を強いられている。
ドバイを拠点とするエミレーツ航空は、新型コロナ感染拡大前には世界83カ国・157都市に航空便を運行していたが、3月に旅客便の運行を停止。以後、限られたサービスを提供している。
バンク・オブ・アメリカはリサーチノートで、ドバイの歳入は2009年の世界金融危機時と同様のパターンで減少し、2020年には5.5%前後の景気後退(リセッション)に陥る可能性があるとの予想を示した。