■会社概要1. 会社概要アクアライン (T:6173)は、1994年に広島で創業された水まわり緊急修理サービスを中心とする会社である。
生活に欠かすことのできない「水」をテーマに、住環境の充実、生活の質の向上に貢献し、ステークホルダー(消費者、従業員、取引先、株主・投資家、社会)にとっての「FIRST BEST」であることを目指している。
水まわり緊急修理業界は家屋の築年数経過などを背景に成長しており、同社は全国展開大手3社の一角を占める。
“ブルーカラーをIT武装する”事業コンセプトのもと、既存の水道工事業者に対して様々な差別化を行いサービスレベルを高めた。
当初はエリア別の子会社を競わせる方式で全国展開したが、2008年にスケールメリットを生かすために子会社を吸収合併し、本社機能を東京に移した。
「水」に関連したミネラルウォーターの販売及びウォーターディスペンサー取扱事業(ミネラルウォーター事業)、業界特性が類似するパーソナルジム事業(ヘルスケア事業)も手掛けている。
2015年8月に業界初の上場(東証マザーズ)を果たした。
2. 事業内容主力の事業は「水まわり緊急修理サービス事業」であり、全社売上の85.1%を占める。
「水道屋本舗」の屋号で「水まわりの緊急トラブル・修理」はもちろん、「水まわりの製品・関連商品の買い替え」や「水まわりのリフォーム・修繕工事」も手掛ける。
「ミネラルウォーター事業」は、「水」に関連して多角化したもので、ミネラルウォーターの販売・ウォーターディスペンサーの取扱いを行っている。
全社売上の14.0%ではあるが、成長率が高く年々その存在感を増している。
上記2つの事業は、コールセンター、サービススタッフが連携して全国くまなくサービスする事業であり、「人」ビジネスでもある。
2019年2月期から「ヘルスケア事業」が報告セグメントに加わった。
渋谷と虎ノ門でパーソナルトレーニングジムを運営している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)