[上海 20日 ロイター] - 米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、中国の上海市を訪問した。地元メディアによると、20日にBYDエレクトロニック(BE)などのサプライヤーと面会し、アップルのサプライチェーンにおける中国の重要性を強調した。
クック氏は、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」への投稿で、午前中は観光スポットの外灘(バンド)を中国人俳優の鄭凱氏と散策したほか、現地の朝食を食べたと述べた。ただ、今回の訪問でのその他の予定については明らかにしなかった。
チャイナ・デーリー紙は、クック氏がインタビューで「われわれにとって中国ほど重要なサプライチェーンはない」と語ったと報じた。
同紙によると、クック氏は、BYDエレクトロニックの創業者で総裁の王伝福氏や、藍思科技(レンズ・テクノロジー)の関係者らと、アップルの上海オフィスで面会した。
アップルの中国でのiPhone販売は、華為技術(ファーウェイ)など国内勢との競争激化を背景に減少している。アップルは21日に上海中心部に新たな小売店をオープンする。