[フランクフルト 29日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は29日、今年の銀行ストレステスト(健全性審査)はユーロ圏の38行を対象に実施すると発表した。対象行の資産はユーロ圏全体の銀行資産の70%を占める。
2020年のストレステストは新型コロナウイルス流行を理由に延期されていた。
ECBは「(ストレステストの)結果は、マクロ経済上の厳しい環境下で銀行の耐性に負のショックが及ぼした影響を浮き彫りにすることになる」と説明。コロナ禍の影響を和らげるために導入された融資への政府保証などの公的支援策も考慮に入れるとした。