[北京 23日 ロイター] - 複数の研究者が23日明らかにしたところによると、中国科学院が開発を進めている新型コロナウイルスワクチンは、初期・中期の臨床試験で安全性と免疫反応が確認された。
このワクチンは、中国科学院が重慶智飛生物製品の子会社と共同開発している「ZF2001」。
先月、中国で後期臨床試験が始まった。今後、中国、ウズベキスタン、インドネシア、パキスタン、エクアドルで2万9000人の被験者の確保を目指す。
これまでのところ重大な副作用は報告されていない。重慶智飛生物製品の子会社、中国科学院、その他の国内研究機関の研究者が報告書で明らかにした。
中国ではこの他に、シノファーム、シノバック・バイオテック、カンシノ・バイオロジクスのワクチンが第3相臨床試験に入っている。