21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、104円05銭まで下落した後、104円86銭まで上昇して104円65銭で引けた。
予想を下回った8月シカゴ連銀全米活動指数を受けたドル売りが優勢となったのち、対欧州通貨での動きに連れたドル買い・円売りが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1796ドルから1.1732ドルまで下落して1.1771ドルで引けた。
欧州域内で新型コロナウイルス第2波への懸念を受け、行動規制強化による経済見通しの悪化が警戒された。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁によるユーロ高是正発言も加わり、追加緩和観測にユ—ロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は、122円52銭まで下落後、123円40銭まで反発。
ポンド・ドルは、1.2871ドルから1.2776ドルまで下落した。
英国内での新型コロナウイルス感染拡大でジョンソン首相が経済封鎖の可能性を警告したことや、英国の無秩序な欧州連合(EU)離脱への懸念は消えていないこと、英中銀によるマイナス金利導入の思惑でポンド売りが継続した。
ドル・スイスは0.9124フランから0.9171フランまで上昇。