[上海 19日 ロイター] - 人民元は、対ドルで7元台で2年2カ月ぶり安値を更新して通常取引を終了した。米連邦準備理事会(FRB)が再び大幅利上げするとの観測に圧迫されている。
国内市場の元は、2020年7月14日以来の安値となる1ドル=7.0179元で通常取引を終了。前営業日終値から0.68%下落した。
オフショア元は、0830GMT(日本時間午後5時30分)時点で7.0220元で推移している。
国営メディアは一方的な元売りへの警告を強め、トレーダーやアナリストは、当局の口先介入とみている。
国営中国中央テレビ(CCTV)によると、中国国家外為管理局(SAFE)報道官の発言として、為替相場の短期的な変動を予想することは困難と指摘し、企業に投機的な為替取引を行わないよう促した。