米国株式相場は上昇。
ダウ平均は200.64ドル高の25650.88、ナスダックは149.92ポイント高の7558.06で取引を終了した。
1月小売売上高が予想を上振れたほか、パウエルFRB議長がメディアのインタビューで現在の政策金利が適切であるとの認識を示し、S&P500及びナスダック総合指数に買いが先行した。
ダウは旅客機事故を受けたボーイング(BA)の下落が重しとなったものの、堅調推移となった。
セクター別では全面高となり、特にテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。
半導体のエヌビディア(NVDA)は、イスラエルの同業メラノックス・テクノロジーズと69億ドルで買収合意し上昇。
携帯端末のアップル(AAPL)は、バンクオブアメリカによる投資判断引き上げにより堅調推移。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、店舗閉鎖計画の一部撤回と製品価格の値上げを発表し買われた。
一方で、ボーイングは、エチオピア航空に納入した「737MAX」の墜落事故を受けて、中国とインドネシアで同機種の運航停止が発表された。
他国も追随する見通しが強まっており下落した。
本日、トランプ政権は4.7兆ドルの予算教書を発表した。
環境保護局(EPA)の予算が大幅に削減された一方で、国防費やメキシコ国境の壁建設費用で国家債務が増大した。
年間の財政赤字は10年以上続く見通しで議会との対立は必至だ。
Horiko Capital Management LLC