こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
7/1付の「DailyOutlook」では、7月利下げの判断について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『米中間の安全保障や技術覇権を巡る緊張関係は今後も継続するが、米中首脳会談は投資家にひとまず買い安心感をもたらすポジティブな内容だった。
足元の日本株は過去の水準や海外株と比べても割安・出遅れ感が強い。
6月4日を底として緩やかながら反発が続いてきた日経平均は、まずは大型連休明け5月7~8日に空けた窓埋め水準(21,875円)の回復を目指すとみられる』と伝えています。
続けて、次の焦点は7月末のFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げを巡る判断であることを挙げ、『米国経済は底堅いながらも、米中摩擦等に伴う先行き不透明感を一因として一部で減速が鮮明化し始めており、こうした中で市場は7月の利下げを確実視している。
しかし目先の米中協議決裂が回避されたことは、早期利下げの必要性低下に繋がる面もあろう』と分析しています。
さらに、『今週発表される米ISM製造業景況指数や雇用統計が良好な結果となれば、市場の利下げ期待が後退する可能性もあろう。
足元の株式市場は米中銀による利下げの可能性が高まったことを好感して上昇してきただけに、利下げ期待の後退はネガティブ材料ともなり得る。
ただし日本株では米景気が懸念されたほど悪くないというファンダメンタルズの堅調さを好感する向きが勝るのではないか。
逆に冴えない結果となっても、市場は景気悪化を織り込み済みで、過度なリスクオフ材料にはなりにくいとみられる』とまとめています。
最後にレポートでは、『今週の主なスケジュール』を紹介しています。
詳しくは7/1付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜