半導体チップ開発会社の湖南国科微電子と 中国科学院計算技術研究所が設立したプロセッサー製造会社、竜芯中科技術が戦略提携の調印式を北京市で行い、中国初の完全国産化となるソリッドステートドライブ(SSD)制御チップを発表した。国科微電子の最新の「GK2302シリーズ」チップに竜芯の組み込みCPU(中央演算処理装置)を内蔵することでSSD制御チップとなる。業界関係者によると、同チップの国産化は国家情報セキュリティーを保障する大きな力となると同時に、情報設備の輸入コストを大幅に低減する。データによると、中国の半導体メモリーの輸入額は2017年、889億2100万ドル(約9兆9591億円)に上った。