[東京 2日 ロイター] - パナソニック ホールディングス傘下のパナソニックは2日、ヒートポンプ式温水暖房機(A2W、Air to Water)の生産体制強化に向け、2025年度までにチェコ工場に約200億円の投資を行うと発表した。
A2Wは大気中の熱を集めて利用する暖房機。化石燃料を用いた従来の暖房に比べて二酸化炭素(CO2)の排出量削減が可能なことから、環境に配慮した暖房システムとして欧州で需要が拡大している。
パナソニックは2018年からチェコ工場で室内機を生産している。今回の投資により、室外機の生産も開始し、2025年度には年間50万台規模の体制を目指す。