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豪政府、個人情報規則の変更計画 通信大手のサイバー攻撃受け

発行済 2022-09-26 11:03
更新済 2022-09-26 16:36
© Reuters. オーストラリアのアルバニージー首相は26日、国内第2位の通信会社オプタスがハッカー攻撃の標的となったことを受けて、個人情報に関する規則変更を計画していると述べた。写真は、

[シドニー 26日 ロイター] - オーストラリアのアルバニージー首相は26日、国内第2位の通信会社オプタスがハッカー攻撃の標的となったことを受け、銀行への迅速な情報提供など個人情報を巡る規則変更の計画を明らかにした。

シンガポール・テレコミュニケーションズ(シングテル)傘下のオプタスは先週、サイバー攻撃により最大1000万人の顧客の住所や運転免許証などが流出したと明らかにした。

© Reuters. オーストラリアのアルバニージー首相は26日、国内第2位の通信会社オプタスがハッカー攻撃の標的となったことを受けて、個人情報に関する規則変更を計画していると述べた。写真は、2022年7月12日にシドニーで演説する同首相。(2022年 ロイター/Brook Mitchell/Pool via REUTERS)

アルバニージー首相はラジオ番組で「こうしたことに巻き込まれた場合、銀行に知らせて顧客を保護できるようプライバシー規則の一部を変更することを計画している」と語った。

国内メディアによると、政府は顧客データが危険にさらされた場合、銀行への通知を企業に義務付けることを検討している。これにより銀行は、影響を受けた口座で疑わしい動きがあるかどうかを監視できるようになる。

オプタスは、ハッカーのIPアドレスについて、欧州諸国間を移動していたようだと指摘したが、ハッカー攻撃の詳細は明らかにしなかった。国内メディアによると、オンラインフォーラムに仮想通貨で100万ドルを要求する匿名の投稿があったが、同社は真偽についてコメントしていない。

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