[東京 4日 ロイター] -
ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY=
正午現在 104.87/89 1.3145/49 137.86/90
午前9時現在 104.88/90 1.3146/50 137.88/92
NY午後5時 104.79/81 1.3149/51 137.79/83
正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の
104円後半。日銀金融政策決定会合の結果発表や欧州中央銀行(ECB)理事会など重
要イベントを控え、様子見ムードが強まった。日経平均株価はおおむねマイナス圏で推移
したものの、輸入企業のドル買いなどで下値は支えられた。
ドル/円は午前5時前につけた安値104.72円からじりじり値を上げ、仲値にか
けて104.95円まで買い進められた。仲値通過後は方向性が出ず、104.85─9
5円付近でもみあった。
仲値では「ロットはそれほど大きくないが、輸入企業のドル買いが入っていた」(邦
銀)。ドルは101─102円台での推移が長く続いた後、103円台、104円台と急
速に水準を切り上げたため、ドルを買い遅れた輸入企業も多いという。市場では「心の整
理がつかない人もいるのではないか」(金融機関)との声も聞かれた。
<黒田総裁会見で動意の可能性>
東京時間は、日銀金融政策決定会合後に行われる黒田東彦総裁の会見に注目が集まっ
ている。このところ日本の経済指標に弱さが見え、追加緩和に対する思惑が浮上してきて
おり、黒田総裁の認識に変化が見られるようであれば動意づく可能性があるという。
市場では「日銀のハト派転換をきょうの会合に向けて織り込んできた格好だが、黒田
総裁が追加緩和へ具体的なヒントを与えることまでは想定しがたい。利益確定のドル売り
戻し圧力が強まるだろう」(シティグループ証券のチーフFXストラテジスト、高島修氏
)との見方が出ていた。
国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史総裁(元財務官)は3日に行った記者団との会
合で、追加緩和について、黒田総裁が「何もやらない基本スタンスを維持している」と指
摘。市場の期待が高まると「やること自体サプライズでなくなるが、今のところ当面やる
気がないのは事実ではないか」と分析した。
<ドラギECB総裁会見にも注目>
この日は黒田日銀総裁の発言に加え、欧州中央銀行(ECB)理事会後のドラギ総裁
の会見にも注目が集まっている。ドラギ総裁は8月22日のジャクソンホール講演で追加
措置の可能性を示唆しており、今回の会見でさらに踏み込んだ発言があるか注目される。
今回のECB理事会での利下げを予想する向きもあるが、みずほ証券のチーフFXス
トラテジスト、鈴木健吾氏は「9月18日に1回目の長期資金供給オペ(TLTRO)が
開始されることもあり、追加緩和の実施は次回以降に持ち越される公算が大きい」との見
方を示す。
(杉山健太郎)
((※ kentaro.sugiyama@thomsonreuters.com; 03-6441-1115; Reuters Messaging:
kentaro.sugiyama.reuters.com@reuters.net))
(( 全スポットレート(ロイターデータ) FX=
アジアスポットレート(同) AFX=
欧州スポットレート(同) EFX=
クロス円レート(同) JPYX=
クロス円の時系列レート(同) JPNU JPNX JPOA JPOD
通貨オプション FXVOL
スポットレート(ロイター・ディーリング約定値) D4FX=
スポットレート(RTFX) FX=RTFX
スポットレート(日銀公表) TKYFX
為替関連ニュース ))
ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY=
正午現在 104.87/89 1.3145/49 137.86/90
午前9時現在 104.88/90 1.3146/50 137.88/92
NY午後5時 104.79/81 1.3149/51 137.79/83
正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の
104円後半。日銀金融政策決定会合の結果発表や欧州中央銀行(ECB)理事会など重
要イベントを控え、様子見ムードが強まった。日経平均株価はおおむねマイナス圏で推移
したものの、輸入企業のドル買いなどで下値は支えられた。
ドル/円は午前5時前につけた安値104.72円からじりじり値を上げ、仲値にか
けて104.95円まで買い進められた。仲値通過後は方向性が出ず、104.85─9
5円付近でもみあった。
仲値では「ロットはそれほど大きくないが、輸入企業のドル買いが入っていた」(邦
銀)。ドルは101─102円台での推移が長く続いた後、103円台、104円台と急
速に水準を切り上げたため、ドルを買い遅れた輸入企業も多いという。市場では「心の整
理がつかない人もいるのではないか」(金融機関)との声も聞かれた。
<黒田総裁会見で動意の可能性>
東京時間は、日銀金融政策決定会合後に行われる黒田東彦総裁の会見に注目が集まっ
ている。このところ日本の経済指標に弱さが見え、追加緩和に対する思惑が浮上してきて
おり、黒田総裁の認識に変化が見られるようであれば動意づく可能性があるという。
市場では「日銀のハト派転換をきょうの会合に向けて織り込んできた格好だが、黒田
総裁が追加緩和へ具体的なヒントを与えることまでは想定しがたい。利益確定のドル売り
戻し圧力が強まるだろう」(シティグループ証券のチーフFXストラテジスト、高島修氏
)との見方が出ていた。
国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史総裁(元財務官)は3日に行った記者団との会
合で、追加緩和について、黒田総裁が「何もやらない基本スタンスを維持している」と指
摘。市場の期待が高まると「やること自体サプライズでなくなるが、今のところ当面やる
気がないのは事実ではないか」と分析した。
<ドラギECB総裁会見にも注目>
この日は黒田日銀総裁の発言に加え、欧州中央銀行(ECB)理事会後のドラギ総裁
の会見にも注目が集まっている。ドラギ総裁は8月22日のジャクソンホール講演で追加
措置の可能性を示唆しており、今回の会見でさらに踏み込んだ発言があるか注目される。
今回のECB理事会での利下げを予想する向きもあるが、みずほ証券のチーフFXス
トラテジスト、鈴木健吾氏は「9月18日に1回目の長期資金供給オペ(TLTRO)が
開始されることもあり、追加緩和の実施は次回以降に持ち越される公算が大きい」との見
方を示す。
(杉山健太郎)
((※ kentaro.sugiyama@thomsonreuters.com; 03-6441-1115; Reuters Messaging:
kentaro.sugiyama.reuters.com@reuters.net))
(( 全スポットレート(ロイターデータ) FX=
アジアスポットレート(同) AFX=
欧州スポットレート(同) EFX=
クロス円レート(同) JPYX=
クロス円の時系列レート(同) JPNU JPNX JPOA JPOD
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スポットレート(ロイター・ディーリング約定値) D4FX=
スポットレート(RTFX) FX=RTFX
スポットレート(日銀公表) TKYFX
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