こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
5/9付の「DailyOutlook」では、自社株買いについて考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『TOPIX採用3月期決算企業の業績動向をみると、18/3期は製造業を牽引役に約2割の経常増益となっているが、19/3期の会社予想経常利益は約2%の増益に留まる(5月8日時点)。
前期の反動という面もあるが、為替前提などが保守的な面も強いと考えられる。
そうした中、本日は場中にトヨタ(7203)の決算発表が予定されている。
同社は実績が期初計画を上回る傾向があり、今回も円高などを理由に保守的な計画を発表すると想定される。
ここで、株式市場が織り込み済みとの反応を示せば、企業のガイダンス・リスクは払拭と捉えて良かろう』と伝えています。
続けて、株価のサポート要因として自社株買いに注目し、『自社株買いは、2月、5月、8月、11月に発表される傾向がある。
国内企業は3月期決算企業が多く、企業業績や経営陣のコメントに注目が集まる決算発表月に、自社株買いを発表していると推察される。
5月の比率が高いのは、6月に株主総会が集中することも一因であろう』と分析しています。
さらに、『一方、生命保険協会の「株式価値向上に向けた取り組みについて」によると、企業の株主還元・配当水準について課題を感じている投資家が多い。
また、6月を目途に企業統治の指針である“コーポレートガバナンス・コード”が改訂される予定で、企業価値の向上が意識され易い。
自社株買いは投資家が重視するROEの上昇要因となるだけに、今月は自社株買いの発表が相次ぐと期待される』とまとめています。
最後にレポートでは、『月ごとの自社株買い発表件数割合』をグラフにして紹介しています。
詳しくは5/9付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜