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東京為替:ドル・円は弱含み、日銀の政策決定に反応薄

発行済 2017-01-31 12:20
更新済 2017-01-31 12:33
東京為替:ドル・円は弱含み、日銀の政策決定に反応薄
31日午前の東京外為市場では、ドル・円は弱含み。
日本株安に警戒感が広がり、ドル売
り・円買いが強まった。
日銀は金融政策決定会合で現行の緩和的な金融政策の維持を決定
したが、市場の反応は限定的となった。



ドル・円は前日海外市場の下落の流れを受け継ぎ、今日のアジア市場では安値圏で推移。
1
13円84銭を上値にもみあった後、日経平均株価の前日比200円超安を嫌気したドル売り・円
買いが強まった。



日銀は30-31日に開催した金融政策決定会合で、緩和的な金融政策の維持や物価2
%目標の達成時期の据え置きなどを決めた。
同時に発表した展望リポートでは、2017年度
の国内総生産(GDP)成長率見通しを1.5%、2018年度の見通しは1.1%とした。
また、2017
年度のコアCPI見通しは+1.5%、2018年度は+1.7%とした。
いずれも想定内だったことでポ
ジション調整が進みドルは一段安となった。



ここまでのドル・円の取引レンジは113円24銭から113円84銭、ユーロ・円は121円30銭から
121円85銭、ユーロ・ドルは1.0691ドルから1.0709ドルで推移した。




【要人発言】
・カナダ中銀副総裁
「住宅価格と家計債務の上昇を懸念」

・麻生財務相
「今年前半は円安・ドル高の傾向がしばらく続くと予想」


【経済指標】
・12月完全失業率:3.1%(予想:3.1%、11月:3.1%)
・12月有効求人倍率:1.43倍(予想:1.42倍、11月:1.41倍)
・12月全世帯家計調査・支出:前年比-0.3%(予想:-0.9%、11月:-1.5%)
・12月鉱工業生産:前月比+0.5%(予想:+0.3%、11月:+1.5%)

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