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クリントン氏勝利予想もサプライズ警戒で伸び悩みか

発行済 2016-11-08 08:36
更新済 2016-11-08 09:00
クリントン氏勝利予想もサプライズ警戒で伸び悩みか
TM
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 8日の日本株市場は米株急伸の流れを受けて買いが先行しよう。
ただし、大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題について、FBIが「訴追を求めない」としたことで先行き不透明感が後退した。
これを受けて7日の米国市場ではNYダウが370ドルを超す上昇となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の17310円だった。


 まずはこの流れを受けて買いが先行することになるが、とは言えFBIの幕引きは圧力とみる向きもあり、有権者の受け止め方次第では、クリントン氏に追い風となるかは予断を許さない状況である。
また、市場関係者の中には英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の賛否を問う6月の国民投票と類似していると指摘しているという。
予想外のサプライズを警戒しつつ、買い一巡後はこう着感が強まりやすいだろう。


 また、決算発表が本格化しているが、米大統領選の混乱の中では積極的な売買は限られており、こちらも大統領選通過後に改めて見直す流れになりそうだ。
なお、本日はトヨタ自
(T:7203)など市場の方向性にも影響を与える企業の決算が予定されているため、関心は高い。


 その他、経済指標では中国の貿易統計(10月)が予定されている。
9月の貿易統計では輸出の大幅減で中国リスクが再認識され、株安、円高につながっていたため、改善がみられるかが注目される。

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