■NY株式:NYダウ220ドル高、米中合意への期待が強まる米国株式相場は上昇。
ダウ平均は220.75ドル高の28132.05、ナスダックは63.27ポイント高の8717.32で取引を終了した。
トランプ大統領が米中合意を示唆するツイートを行い、寄り付き後から上昇した。
米国が中国に対して15日に予定される追加関税の中止と既存関税措置の減額を提案したことが伝わり、堅調推移となった。
セクター別では、銀行や自動車・自動車部品が上昇する一方で不動産や公益事業が下落した。
複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)やコーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇。
航空大手のデルタ航空(DAL)は、20年12月期の利益見通しが前年を上回ると予想し堅調推移。
一方で、ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は、決算内容が予想を下振れ下落。
交流サイトのフェイスブック(FB)は、FTC(連邦取引委員会)が同社のメッセージングサービスなどの統合を禁じる可能性が報じられ軟調推移となった。
マーケット終了後に会員制卸売のコストコ・ホールセール(COST)が発表した9-11月期決算は、売上高は予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。
時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:対中追加関税発動回避への期待で円売り強まる12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円56銭から109円45銭まで上昇し、109円39銭で引けた。
米中の交渉官が貿易で原則合意したとの報道で、対中追加関税発動が回避されるとの期待でドル買いやリスク選好の円売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1154ドルから1.1103ドルまで下落し、1.1131ドルで引けた。
ユーロ・円は、120円87銭から121円73銭まで上昇した。
ポンド・ドルは、1.3179ドルから1.3051ドルまで下落した。
英総選挙の結果公表を控えて警戒感からリスク回避のポンド売りが優勢となったものの、与党勝利への期待は持続しており、ポンドは下げ渋った。
ドル・スイスは、0.9809フランから0.9876フランまで上昇した。
■NY原油:反発で59.18ドル、対中追加関税発動回避への期待広がるNY原油先物1月限は反発(NYMEX原油1月限終値:59.18 ↑0.42)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比+0.42ドルの1バレル=59.18ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは58.75ドル−59.72ドル。
米国が中国との通商協議で「第1段階」の原則合意に達したと報じられたことや、一部で、米国側は15日に発動を予定する対中追加関税の見送りを提案したと報じられたことから、原油先物は59.72ドルまで買われた。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 34.68ドル +1.04ドル(+3.09%)モルガン・スタンレー(MS) 50.69ドル +1.24ドル(+2.51%)ゴールドマン・サックス(GS)226.05ドル +4.86ドル(+2.20%)インテル(INTC) 57.55ドル +0.48ドル(+0.84%)アップル(AAPL) 271.46ドル +0.69ドル(+0.25%)アルファベット(GOOG) 1350.27ドル +5.25ドル(+0.39%)フェイスブック(FB) 196.75ドル -5.51ドル(-2.72%)キャタピラー(CAT) 146.78ドル +2.78ドル(+1.93%)アルコア(AA) 21.26ドル +0.61ドル(+2.95%)ウォルマート(WMT) 119.76ドル +0.76ドル(+0.64%)スプリント(S) 5.19ドル -0.06ドル(-1.14%)