■NY株式:ダウは14ドル高、トランプ政権への期待が相場の下支え
NYダウ ナスダック
終値 :19933.81 終値 :5462.69
前日比:+14.93 前日比:+15.27
始値 :19908.61 始値 :5441.76
高値 :19934.15 高値 :5462.69
安値 :19899.06 安値 :5441.76
23日の米国株式相場は上昇。
ダウ平均は14.93ドル高の19933.81、ナスダックは15.27ポイント高の5462.69で取引を終了した。
クリスマスの連休前で閑散取引となるなか、ポジション調整の売買も散見され、上値の重い展開となった。
しかし、次期政権への政策期待が相場の下支えとなり、12月新築住宅販売件数やミシガン大学消費者景況感指数が予想を上振れたほか、原油相場の上昇も好感され、引けにかけて小幅上昇となった。
セクター別では、医薬品・バイオテクノロジーやヘルスケア機器・サービスが上昇する一方で小売や耐久消費財・アパレルが下落した。
バイオ医薬品のシナジー・ファーマシューティカルズ(SGYP)は過敏性腸症候群の臨床試験で効果が確認され、大幅上昇。
一方で、航空宇宙のロッキード・マーチン(LMT)はトランプ次期大統領が同社の戦闘機が高額であることを受けて、競合のボーイング(BA)に戦闘機の見積もりを求めたことが明らかとなり、下落。
自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は、中国の合弁会社が独禁法違反で29百万ドルの罰金を科され、売られた。
26日(月)はクリスマスの振替休日となるため、米国株式相場は休場となる。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は一時117円18銭まで下落、米長期金利の低下に連れる
23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、117円42銭から117円18銭まで下落し、117円33銭で引けた。
この日発表の米国の11月新築住宅販売件数は大きく上振れで増加し、12月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値も上方修正された。
しかし、米国10年債利回りが低下し(一時2.52%台)、ドル売りが優勢になった。
12月ミシガン大5-10年期待インフレ率が下方修正されたことに反応した可能性。
ユーロ・ドルは1.0427ドルから1.0469ドルまで上昇し、1.0456ドルで引けた。
ユーロ・円は122円38銭まで下落した後、122円70銭まで上昇した。
ポンド・ドルは1.2229ドルまで下落後、1.2294ドルまで上昇。
ドル・スイスフランは1.0248フランから1.0281フランで推移した。
■NY原油:続伸、リビア出荷や米リグ数増加にもドル安傾向で買い勝る
NY原油先物は続伸(NYMEX原油2月限終値:53.02↑0.07)。
52.34ドルを安値に、53.12ドルまで上昇した。
リビア最大の石油ターミナルから約2年ぶりに原油積み込みが始まったと伝えられ、売りが先行。
その後、全般的にドル安傾向になったことで買いに転じたとみられる。
米ベーカー・ヒューズ社が発表した国内の石油掘削装置(リグ)稼働数が前週比13基増の523基となり、8週連続の増加となったことで、一時上値が重くなった。
クリスマス連休前日でNY午後1時30分までの短縮取引となった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 22.60ドル +0.06ドル(+0.27%)
モルガン・スタンレー(MS) 43.06ドル +0.27ドル(+0.63%)
ゴールドマン・サックス(GS)240.97ドル +0.85ドル(+0.35%)
インテル(INTC) 36.97ドル +0.04ドル(+0.11%)
アップル(AAPL) 116.52ドル +0.23ドル(+0.20%)
アルファベット(GOOG) 807.80ドル -1.88ドル(-0.23%)
フェイスブック(FB) 117.27ドル -0.13ドル(-0.11%)
キャタピラー(CAT) 94.32ドル +0.20ドル(+0.21%)
アルコア(AA) 29.71ドル -0.04ドル(-0.13%)
ウォルマート(WMT) 69.54ドル -0.05ドル(-0.07%)
スプリント(S) 8.50ドル +0.00ドル(+0.00%)