China Communications Construction Company Limited(HK: 1800)(CCCC)はマレーシアでの鉄道建設における数十億ドルの契約を取り消す予定であると、同社の海外事業責任者Li Qingwei氏が火曜日の決算会議で語った。
この契約はCCCCにとって2017年の大きな成果であったのにもかかわらずキャンセルされてしまったが、同社は中国の習近平国家主席とマレーシアのマハティール・モハマド首相との会談によってプロジェクトが再び軌道に乗る契機になる事を期待している。
この150億ドルの東海岸鉄道プロジェクト(ECRL)は、シンガポールの東海岸からマラッカ海峡沿岸のセランゴール州のクラン港までを繋ぐ計画だった。マレーシアのマハティール首相は5月の首相就任以来、このプロジェクトの中止を表明していた。
Li氏は、CCCCは契約を元に戻すことができれば、同社の今年度の新規予約を8%引き上げるという目標をまだ達成出来る可能性があると述べている。
CCCCの2018年上半期の新規受注高は1.7%増の627億ドルであり、その内28%は海外からの受注となる。中間純利益は4.9%増の12億1,000万ドルとなっている。