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米金融政策現状維持でドル安・円高の可能性

発行済 2016-07-26 09:19
更新済 2016-07-26 09:33
米金融政策現状維持でドル安・円高の可能性
 25日の欧米市場でドルは105円台後半まで反落したが、市場関係者の間からは「米国株と原油先物の下落を意識したドル売り」との声が聞かれた。
日本政府の大型経済対策やこれに伴う日本銀行の追加緩和策への期待でドルは下げ渋ったが、26-27日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合を控えていることから、投機的なドル売りを手控える投資家は増えているようだ。


 今回のFOMC会合では、市場関係者のほぼ全員が政策金利の据え置きを予想している。
市場関係者の関心は9月利上げの有無に向けられており、次回会合(9月20-21日開催)で利上げ実施の可能性が高いと判断した場合、リスク選好的なドル買いが広がる可能性がある。
ただし、今回の会合では経済予測の発表やイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の会見は予定されていないため、FOMC声明が9月利上げを明示しなかった場合、ドルの上値は重くなる可能性がある。

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