[ワシントン 12日 ロイター] - 米上院民主党トップのシューマー院内総務は12日、現行の連邦予算の期限が切れる16日から1週間の政府資金を手当てするつなぎ予算の採決を目指す方針を示した。
シュマー氏は上院での演説で、先週末に予算担当者間で生産的な協議が行われたと述べた。その上で「継続決議」と呼ばれるつなぎ予算案について「週内に1週間の継続決議を速やかに可決し、休暇前に本予算案をまとめる時間を確保すべきだ」とした。
だが、会計年度末(2023年9月末)までの予算を手当てする「一括法案」と呼ばれる本予算案について、上院共和党トップのマコネル院内総務は、国防費の増額を盛り込む必要があるが、国内の非国防費は拡大すべきでないと警告。合意できなければ、来年初めまでの資金を手当てする新たなつなぎ予算が必要になるとの見方を示した。
12本の歳出法案のうち上院、下院で合意が得られた法案は1本もなく、議会が行動しなければ、16日深夜の現行予算失効によって航空管制から国立公園の運営まで幅広い分野に影響が及ぶ可能性がある。