フォーバル (T:8275)は15日、2019年3月期(18年4月-19年3月)連結決算を発表した。
売上高が前期比12.0%増の575.20億円、営業利益が同12.9%増の32.21億円、経常利益が同11.7%増の33.08億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.4%増の20.64億円となった。
フォーバルビジネスグループは、「アイコンサービス」やサーバー、セキュリティ関連の販売が好調に推移したほか、第一工芸社を2018年10月に子会社化した結果、増収増益となった。
フォーバルテレコムビジネスグループは、光回線サービスやISPが順調に拡大したことで、増収増益となった。
モバイルショップビジネスグループでは、携帯販売台数が前期比3.2%減となった一方、単価の高いスマートフォンの比率が高まり増収となった。
総合環境コンサルティングビジネスグループは、再生可能エネルギー特別措置法(FIT法)改正の影響を受け産業用太陽光システムの販売が減少したものの、住宅用太陽光システムやオール電化製品等の販売が伸び、増収増益となった。
その他事業グループでは、セミナー関連が好調に推移した。
2020年3月期通期の連結業績予想については、グループシナジーを十分に発揮できていなかったリンクアップを譲渡した影響で売上高は前期比13.1%減の500.00億円、一方で、リンクアップの利益率は低かったことから全体の利益率は改善し、営業利益は同2.4%増の33.00億円、経常利益は同2.8%増の34.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同4.1%増の21.50億円を見込んでいる。