[フランクフルト 10日 ロイター] - 独ミュンヘン再保険が10日発表した第1・四半期決算は3%の増益となった。ロシアとウクライナの債券について7億ユーロ近い評価損を計上したことが響いた。
通期の利益予想は据え置いたが、ウクライナ戦争の「財務への影響についてかなりの不透明感」があると警告した。
純利益は6億0800万ユーロ(6億4308万ドル)。前年同期は5億8900万ユーロだった。市場予想の5億9700万ユーロをわずかに上回った。
Christoph Jurecka最高財務責任者(CFO)は「戦争と制裁の財務面の帰結が第1・四半期決算に深刻な影響を及ぼした」と述べた。
通期の純利益予想は33億ユーロで据え置いた。