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今日の為替市場ポイント:ドル・円は102円台で推移か、日本株の動向が手掛かり材料に

発行済 2016-07-05 08:09
更新済 2016-07-05 08:33
今日の為替市場ポイント:ドル・円は102円台で推移か、日本株の動向が手掛かり材料に
4日のドル・円相場は、東京市場では102円43銭から102円80銭で推移。
欧米市場でドルは102円48銭から102円72銭で推移し、102円53銭で取引を終えた。
本日5日のドル・円は、102円台で推移か。
有力な手がかり材料は不足しており、日中は日本株の動向を意識した取引が主体となりそうだ。
ただし、米利上げ休止の思惑は後退していないことから、ドルはやや上げ渋る可能性がある。
豪準備銀行は5日開催の理事会で政策金利を現行の1.75%に据え置くと予想されている。
インフレ鈍化の懸念はやや後退していることが金利据え置きの主な理由になるとみられているが、2日に行われた豪選挙結果が確定していないことも金利据え置きの一因になるとの声が聞かれている。
報道によると、開票作業は5日に再開される予定となっており、ターンブル首相は4日、「総選挙結果は週末までに判明する」との見方を示した。
ただし、与党(自由党・国民党の保守連合)と最大野党の労働党は、いずれも過半数となる76議席に届かないことが確実視されている。
市場関係者の間では、自由党・国民党の保守連合が一部の無所属議員を陣営に招くことで過半数を確保するとの見方が多いようだが、安定した政権基盤を構築することは難しいとの声が聞かれている。
その結果、財政政策の策定などが難航し、豪債務格付けの見通しや豪準備銀行の金融政策に影響を及ぼす可能性があるとみられている。

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