[3日 ロイター] - オーストラリア保険大手インシュアランス・オーストラリア・グループ(IAG)は、ニュージーランドの最大都市オークランドとその周辺で先週発生した豪雨による洪水や土砂崩れで提出された保険金支払い請求が3日現在、グループ全体で1万5000件余りに達したと発表した。
2023年度上半期は自然災害に伴う経費が引き当て額を7000万豪ドル上回り、5億2400万豪ドル(3億7089万米ドル)に達すると予想。23年度通年の自然災害に伴う経費の見通しも2億3600万豪ドル引き上げて11億5000万豪ドルとした。
ただ、上期の利益については、前年同期の1億7300万豪ドルから4億6800万豪ドルへと3倍近く増加するとの見通しを示した。
ニュージーランドは先週、オークランドと北部の大部分が記録的な豪雨に見舞われ、洪水と土砂崩れで4人が死亡、道路が封鎖され、数百万ドル規模の損害が発生した。