■アドバンスクリエイト (T:8798)の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2021年9月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,495百万円増加の11,808百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が705百万円、売上債権が307百万円、未収入金が335百万円それぞれ増加した。
また、固定資産では有形固定資産が35百万円減少した一方で、ソフトウェアが179百万円増加した。
なお、当期は直営コンサルティングプラザのうち、「保険市場 梅田ディアモールコンサルティングプラザ」を2020年12月に閉店し、「保険市場 梅田阪急コンサルティングプラザ」に統合したほか、「保険市場 神戸コンサルティングプラザ」を2021年5月に移転増床リニューアルした。
この結果、コンサルティングプラザは全国11拠点となっている。
負債合計は前期末比382百万円増加の5,085百万円となった。
流動負債では未払法人税等が424百万円増加したほか、未払金が56百万円増加した。
固定負債では社債が200百万円、長期借入金が41百万円減少している。
前期にコロナ禍による不測の事態に備えるため社債を発行したことにより増加した有利子負債(リース債務含む)は、長短合わせて233百万円減少している。
また、純資産合計は前期末比1,113百万円増加の6,723百万円となった。
配当金の支払い608百万円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益1,295百万円の計上と、新株発行により資本金及び資本剰余金が408百万円増加したことによる。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の54.4%から56.9%と若干上昇し、有利子負債比率は同28.1%から20.0%に低下した。
収益拡大によって自己資本が増加したことが主因で、財務体質の改善が進んだと言える。
ネットキャッシュ(=現預金−有利子負債)も前期末比で938百万円増加の1,993百万円と過去最高水準に積み上がっている。
同社は積み上がったキャッシュを2022年9月期以降の成長投資、具体的には直営コンサルティングプラザの移転増床投資や人財投資に投下していく予定にしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
3. 財務状況と経営指標
2021年9月期末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,495百万円増加の11,808百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では現預金が705百万円、売上債権が307百万円、未収入金が335百万円それぞれ増加した。
また、固定資産では有形固定資産が35百万円減少した一方で、ソフトウェアが179百万円増加した。
なお、当期は直営コンサルティングプラザのうち、「保険市場 梅田ディアモールコンサルティングプラザ」を2020年12月に閉店し、「保険市場 梅田阪急コンサルティングプラザ」に統合したほか、「保険市場 神戸コンサルティングプラザ」を2021年5月に移転増床リニューアルした。
この結果、コンサルティングプラザは全国11拠点となっている。
負債合計は前期末比382百万円増加の5,085百万円となった。
流動負債では未払法人税等が424百万円増加したほか、未払金が56百万円増加した。
固定負債では社債が200百万円、長期借入金が41百万円減少している。
前期にコロナ禍による不測の事態に備えるため社債を発行したことにより増加した有利子負債(リース債務含む)は、長短合わせて233百万円減少している。
また、純資産合計は前期末比1,113百万円増加の6,723百万円となった。
配当金の支払い608百万円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益1,295百万円の計上と、新株発行により資本金及び資本剰余金が408百万円増加したことによる。
経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は前期末の54.4%から56.9%と若干上昇し、有利子負債比率は同28.1%から20.0%に低下した。
収益拡大によって自己資本が増加したことが主因で、財務体質の改善が進んだと言える。
ネットキャッシュ(=現預金−有利子負債)も前期末比で938百万円増加の1,993百万円と過去最高水準に積み上がっている。
同社は積み上がったキャッシュを2022年9月期以降の成長投資、具体的には直営コンサルティングプラザの移転増床投資や人財投資に投下していく予定にしている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)