■NY株式:ダウは4ドル安、ドル高や軟調な商品相場を嫌気
NYダウ ナスダック
終値 :17863.43 終値 :5127.74
前日比:-4.15 前日比:-14.74
始値 :17871.25 始値 :5144.15
高値 :17929.51 高値 :5154.86
安値 :17779.19 安値 :5098.49
5日の米国株式相場は下落。
ダウ平均は4.15ドル安の17863.43、ナスダックは14.74ポイント安の5127.74で取引を終了した。
週間新規失業保険申請件数が概ね堅調な水準で推移したほか、7-9月期の労働生産性指数が予想を大幅に上振れたことで買いが先行。
為替相場でドル高が進行、軟調な原油価格など商品相場が嫌気され、一時下落に転じる場面もあったが、明日の雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から買戻しが入り、前日終値を挟んで揉み合う展開となった。
セクター別では、耐久消費財・アパレルや銀行が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やエネルギーが下落した。
製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は上院特別委員会が薬価設定に関する調査を開始したほか、主要株主である投資ファンドを運用するビル・アックマン氏が後に否定されたものの、経営陣への信頼を失っているとの思惑から、大幅下落。
半導体のクアルコム(QCOM)は10-12月期の業績見通しを引き下げ、下落。
一方で、ソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)やアパレルのラルフローレン(RL)は好決算を発表し、上昇した。
明日の雇用統計では、非農業雇用者数が18万4000人増と前月から増加、失業率も5.0%増と小幅改善が予想されている。
イエレンFRB議長は利上げは今後のデータが改善を示すかどうか次第であると度々発言しているが、着実な雇用情勢の改善を確認できるかどうか注目される。
Horiko Capital Management LLC ■NY為替:ドル・円は121円76銭、英中銀早期利上げ観測後退でポンドが急落 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円91銭から121円52銭まで下落し121円76銭で引けた。
米国の週次失業保険申請件数が予想以上に増加、米7-9月期単位労働コスト速報値が予想を下回ったことを背景に、ドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.0898ドルへ上昇後、1.0858ドルへ下落し、1.0880ドルで引けた。
低調な米国の雇用関連指標を受けたドル売りにいったん上昇後、予想外のマイナスに落ち込んだユーロ圏の9月小売売上高、ドラギECB総裁発言を受けたユーロ圏の金利先安感にユーロ売りが再燃した。
ユーロ・円は、132円70銭から132円00銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.5287ドルから1.5207ドルへ下落。
英中銀が金融政策決定会合で市場の予想通り金融政策を据え置いたが、インフレの下方リスクに言及し、成長見通しを下方修正した。
さらに、ポンド高がインフレを抑制すると指摘したため、早期の利上げ観測が後退、ポンド売りが加速した。
ドル・スイスは、0.9943フランへ下落後、0.9977フランへ上昇した。
■NY原油:続落で45.20ドル、供給過剰感やドル高による割高感からの売り継続 NY原油は続落(NYMEX原油12月限終値:45.20↓1.12)。
46.45ドルから45.12ドルまで下落した。
前日発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が6週連続で増加したことや、国内生産(日量)が前週比増加したことが、引き続き材料視されており、原油の売りが先行したもよう。
また、やはり前日、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が12月利上げの可能性に言及したことを受けて、ドル高傾向になっており、割高感による原油への売り圧力も続いた。
■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 17.32ドル +0.305ドル(+1.79%) モルガン・スタンレー(MS) 33.89ドル +0.490ドル(+1.47%) ゴールドマン・サックス(GS)192.10ドル +0.450ドル(+0.23%) インテル(INTC) 34.00ドル -0.150ドル(-0.44%) アップル(AAPL) 120.92ドル -0.560ドル(-0.46%) グーグル(GOOG) 731.25ドル +3.140ドル(+0.43%) フェイスブック(FB) 108.76ドル +4.820ドル(+4.64%) キャタピラー(CAT) 74.22ドル -0.330ドル(-0.44%) アルコア(AA) 9.20ドル -0.185ドル(-1.97%) ウォルマート(WMT) 58.61ドル +0.220ドル(+0.38%) スプリント(S) 4.68ドル +0.200ドル(+4.46%)
ダウ平均は4.15ドル安の17863.43、ナスダックは14.74ポイント安の5127.74で取引を終了した。
週間新規失業保険申請件数が概ね堅調な水準で推移したほか、7-9月期の労働生産性指数が予想を大幅に上振れたことで買いが先行。
為替相場でドル高が進行、軟調な原油価格など商品相場が嫌気され、一時下落に転じる場面もあったが、明日の雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から買戻しが入り、前日終値を挟んで揉み合う展開となった。
セクター別では、耐久消費財・アパレルや銀行が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器やエネルギーが下落した。
製薬のバリアント・ファーマシューティカルズ(VRX)は上院特別委員会が薬価設定に関する調査を開始したほか、主要株主である投資ファンドを運用するビル・アックマン氏が後に否定されたものの、経営陣への信頼を失っているとの思惑から、大幅下落。
半導体のクアルコム(QCOM)は10-12月期の業績見通しを引き下げ、下落。
一方で、ソーシャル・ネットワークのフェイスブック(FB)やアパレルのラルフローレン(RL)は好決算を発表し、上昇した。
明日の雇用統計では、非農業雇用者数が18万4000人増と前月から増加、失業率も5.0%増と小幅改善が予想されている。
イエレンFRB議長は利上げは今後のデータが改善を示すかどうか次第であると度々発言しているが、着実な雇用情勢の改善を確認できるかどうか注目される。
Horiko Capital Management LLC ■NY為替:ドル・円は121円76銭、英中銀早期利上げ観測後退でポンドが急落 5日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円91銭から121円52銭まで下落し121円76銭で引けた。
米国の週次失業保険申請件数が予想以上に増加、米7-9月期単位労働コスト速報値が予想を下回ったことを背景に、ドルは伸び悩んだ。
ユーロ・ドルは、1.0898ドルへ上昇後、1.0858ドルへ下落し、1.0880ドルで引けた。
低調な米国の雇用関連指標を受けたドル売りにいったん上昇後、予想外のマイナスに落ち込んだユーロ圏の9月小売売上高、ドラギECB総裁発言を受けたユーロ圏の金利先安感にユーロ売りが再燃した。
ユーロ・円は、132円70銭から132円00銭へ下落した。
ポンド・ドルは、1.5287ドルから1.5207ドルへ下落。
英中銀が金融政策決定会合で市場の予想通り金融政策を据え置いたが、インフレの下方リスクに言及し、成長見通しを下方修正した。
さらに、ポンド高がインフレを抑制すると指摘したため、早期の利上げ観測が後退、ポンド売りが加速した。
ドル・スイスは、0.9943フランへ下落後、0.9977フランへ上昇した。
■NY原油:続落で45.20ドル、供給過剰感やドル高による割高感からの売り継続 NY原油は続落(NYMEX原油12月限終値:45.20↓1.12)。
46.45ドルから45.12ドルまで下落した。
前日発表された米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が6週連続で増加したことや、国内生産(日量)が前週比増加したことが、引き続き材料視されており、原油の売りが先行したもよう。
また、やはり前日、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が12月利上げの可能性に言及したことを受けて、ドル高傾向になっており、割高感による原油への売り圧力も続いた。
■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 17.32ドル +0.305ドル(+1.79%) モルガン・スタンレー(MS) 33.89ドル +0.490ドル(+1.47%) ゴールドマン・サックス(GS)192.10ドル +0.450ドル(+0.23%) インテル(INTC) 34.00ドル -0.150ドル(-0.44%) アップル(AAPL) 120.92ドル -0.560ドル(-0.46%) グーグル(GOOG) 731.25ドル +3.140ドル(+0.43%) フェイスブック(FB) 108.76ドル +4.820ドル(+4.64%) キャタピラー(CAT) 74.22ドル -0.330ドル(-0.44%) アルコア(AA) 9.20ドル -0.185ドル(-1.97%) ウォルマート(WMT) 58.61ドル +0.220ドル(+0.38%) スプリント(S) 4.68ドル +0.200ドル(+4.46%)