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BYDが大幅上昇、1-3月期は利益7倍増

発行済 2016-04-29 10:18
更新済 2016-04-29 10:33
BYDが大幅上昇、1-3月期は利益7倍増
45.90HKドル(+2.23%)=日本時間10:16現在 充電電池・自動車メーカーの比亜迪(BYD:1211/HK)は28日引け後、中国会計基準に よる2016年第1四半期(1~3月)の業績を発表し、純利益が前年同期比603.4%増の8 億5070万人民元(約141億円、EPS:0.32人民元)に達したと報告した。
売上高は 32.7%増の202億8524万人民元に伸びている。
自動車、携帯電話部品・組立の両部門が好業績をけん引。
同社は先月発表した業 績予告のなかで、特に新エネルギー車の販売が好調だったと説明している。
電気自動 車(EV)バスの「K9」、プラグインハイブリッド車(PHV)の「秦」と「唐」が販売 台数を伸ばした。
ガソリン車事業も安定成長を維持している。
携帯部品・組立部門では、スマートフォン大手メーカーのハイエンド端末が量産 態勢に入ったのに伴い、受注が大きく拡大した。
新顧客も獲得したという。
このほ か、太陽電池事業も収益性が改善した。
同社は併せて、16年6月中間期の業績予告も発表。
純利益は前年同期比382.2~ 425.0%増の22億5000万~24億5000万人民元に達する見通しだ。
国の支援策などを追 い風に、第2四半期(4~6月)も新エネ車の販売が拡大する見込み。
携帯部品・組立 部門では、第1四半期と同様、ハイエンド端末の量産開始を受けて金属部品事業が成 長するという。
ただ、ガソリン車については、市場競争の激化などを受け、経営圧力 が強まると予測した。
二次電池メーカーとして発足した後、BYDは携帯端末の組立、自動車の生産に参 入。
小型ガソリン車のほか、PHVやEVを生産・開発する。
09年5月にフォルクスワーゲ ン(VW)、10年3月にダイムラーと業務提携。
ダイムラーとは、EV研究開発の折半出 資会社を設立した。
米著名投資家バフェット氏が戦略投資家に。
09年に同氏の投資会 社バークシャー・ハサウェイの子会社が出資し、株式9%を保有している。
【亜州IR】

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