[ダカール 10日 ロイター] - 中国モリブデンは10日、同社が経営権を持つ世界2位のコバルト生産会社テンケ・フングルーメ・マイニング(TFM)について、コンゴ民主共和国(旧ザイール)の管財人が経営権を取得したとの情報を否定、経営権に変更はないと表明した。
コンゴの国営鉱山会社ジカミンズの幹部は9日、ロイターに対し、裁判所が指名した暫定的な管財人が正式に経営権を取得したと述べていた。
TFMは中国モリブデンが80%、ジカミンズが20%を保有している。
コンゴ政府は昨年8月、TFMが、ジカミンズに支払うロイヤルティーを減らすため、埋蔵量を過少報告した疑いがあるとして、調査委員会を設置した。中国モリブデンは疑惑を否定している。