■要約
3. 今後の成長戦略
中期の経営方針としてユミルリンク (TYO:4372)は、「メッセージングテクノロジー」と「ソフトウェアサービスの事業化」をさらに進め、SaaS事業の領域拡大により企業価値・株主価値向上を図ることを目指している。
具体的には、メール配信サービスに加えてSNSへの対応を加速させるなど、メッセージングプラットフォーム上において従来対応していなかった領域をカバーし、顧客のデジタルマーケティングを支援する新たなサービスを生み出していきたい考えだ。
また、営業面においては引き続き大規模顧客に注力する方針としている。
そのなかでも特に伸び代の大きいTOPIX Mid400(TOPIX算出対象銘柄中での中型株400銘柄のこと)やSmall 1への販売に注力し、メールサービス、SMSサービスのシェア拡大を目指す。
さらに「Cuenote(R) FC」「Cuenote(R) SMS」を導入した顧客へのクロスセルにも注力し、顧客当たりの契約金額を押し上げていくことを計画している。
同社の将来の業績に関して弊社は、順調に推移すると予想している。
同社の事業領域であるデジタルマーケティング市場がスマートフォン・Eコマースの普及や企業のDX化に伴ってさらなる拡大が見込まれ、そのなかで同社が取り込める市場規模はまだまだ大きく、顧客がデジタルマーケティングに注力するなかで保有するメールアドレスが増大し、大規模・高速配信に強みを持つ同社サービスへの引き合いが強まることなどが理由だ。
同じくメール配信システム・メールマーケティングサービスを提供している競合はいるものの、1時間に500万~1,000万通規模の大規模配信となると対応できる企業は同社を含め2社しかないのが現状という。
このことから弊社は、競争の度合いは比較的穏やかと見ている。
すべての製品で同一のセキュリティ・ポリシーを採用していることも業績の拡大に寄与してきそうだ。
これにより、顧客がシステムを効率的に管理できる点を訴求し、クロスセルによる売上の拡大が期待できると考えているためだ。
■Key Points
・メールの大規模・高速配信技術に強みを持ち、業績は拡大傾向
・2021年12月期は大幅増収増益で過去最高を更新
・今後も成長が見込まれる市場環境が業績に追い風
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
3. 今後の成長戦略
中期の経営方針としてユミルリンク (TYO:4372)は、「メッセージングテクノロジー」と「ソフトウェアサービスの事業化」をさらに進め、SaaS事業の領域拡大により企業価値・株主価値向上を図ることを目指している。
具体的には、メール配信サービスに加えてSNSへの対応を加速させるなど、メッセージングプラットフォーム上において従来対応していなかった領域をカバーし、顧客のデジタルマーケティングを支援する新たなサービスを生み出していきたい考えだ。
また、営業面においては引き続き大規模顧客に注力する方針としている。
そのなかでも特に伸び代の大きいTOPIX Mid400(TOPIX算出対象銘柄中での中型株400銘柄のこと)やSmall 1への販売に注力し、メールサービス、SMSサービスのシェア拡大を目指す。
さらに「Cuenote(R) FC」「Cuenote(R) SMS」を導入した顧客へのクロスセルにも注力し、顧客当たりの契約金額を押し上げていくことを計画している。
同社の将来の業績に関して弊社は、順調に推移すると予想している。
同社の事業領域であるデジタルマーケティング市場がスマートフォン・Eコマースの普及や企業のDX化に伴ってさらなる拡大が見込まれ、そのなかで同社が取り込める市場規模はまだまだ大きく、顧客がデジタルマーケティングに注力するなかで保有するメールアドレスが増大し、大規模・高速配信に強みを持つ同社サービスへの引き合いが強まることなどが理由だ。
同じくメール配信システム・メールマーケティングサービスを提供している競合はいるものの、1時間に500万~1,000万通規模の大規模配信となると対応できる企業は同社を含め2社しかないのが現状という。
このことから弊社は、競争の度合いは比較的穏やかと見ている。
すべての製品で同一のセキュリティ・ポリシーを採用していることも業績の拡大に寄与してきそうだ。
これにより、顧客がシステムを効率的に管理できる点を訴求し、クロスセルによる売上の拡大が期待できると考えているためだ。
■Key Points
・メールの大規模・高速配信技術に強みを持ち、業績は拡大傾向
・2021年12月期は大幅増収増益で過去最高を更新
・今後も成長が見込まれる市場環境が業績に追い風
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)