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英首相、1月末の離脱を再表明 最大野党党首と討論会

発行済 2019-11-20 09:51
更新済 2019-11-20 09:57
英首相、1月末の離脱を再表明 最大野党党首と討論会

[マンチェスター 19日 ロイター] - 12月の英総選挙を控えて19日、与党・保守党を率いるジョンソン首相と最大野党・労働党のコービン党首が討論会に臨んだ。ジョンソン氏は、英国の欧州連合(EU)からの早期離脱を可能にするのは保守党のみだと強調した。

討論会直後に実施した世論調査では、どちらが良かったかとの質問に対して、ジョンソン氏とコービン氏がほぼ互角となった。

ジョンソン氏は、EUと合意した新たな離脱協定を議会で通過させ、1月末までに離脱すると表明している。また、今後のEUとの関係において、新たな通商協定の締結に向け2020年中に設けられた期限を守ると確約した。

一方コービン氏は、1月末までに離脱を実現させるとのジョンソン氏の確約は「ナンセンスだ」と批判。離脱後にEUと長期にわたる通商交渉を余儀なくされるほか、ジョンソン氏は、公的医療保険制度の民営化などを含む、EUがカナダと結んだような通商協定を目指す考えだと指摘した。ジョンソン氏はこれを否定している。

労働党は、EUと新たな離脱協定案を協議し、その結果を受け入れるか、もしくはEU残留を選ぶかという国民投票を半年以内に実施する方針。コービン氏は討論会で、国民投票でどんな結果が出たとしてもそれを尊重すると述べた。

これに対してジョンソン氏は、国民投票で労働党は離脱か残留のどちらを支持するか明確にしていない、と批判した。

ユーガブによると、討論会でどちらが良かったかとの質問では、ジョンソン氏との回答が51%、コービン氏との回答が49%だった。この数字には、どちらか分からないとの回答は含まれていない。

ユーガブのポリティカル・リサーチ・マネジャー、クリス・カーティス氏は、これまで労働党支持率が保守党を大きく下回っていることを踏まえると「この結果は、恐らく労働党に有利だ」との見方を示した。

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