[ワシントン 3日 ロイター] - 米民主党のカマラ・ハリス上院議員は3日、2020年米大統領選の候補者指名争いから撤退すると発表した。
ハリス氏は55歳。ジャマイカとインドからの移民を両親に持ち、2016年にカリフォルニア州上院選で当選した。今年1月に出馬表明し、一時は世論調査で支持率が2桁台に乗せるなど勢いがあったものの、その後は低迷し、資金集めも低調だった。
ハリス氏は支持者宛ての電子メールで「すべての面を勘案し、人生で最も困難な決定を行った。大統領を目指すために必要な資金が不足している」とした。
ハリス氏の選挙対策本部によると、9月末時点の選挙資金は900万ドル。これに対し、同党の指名獲得を目指すエリザベス・ウォーレン上院議員は同時期に約2600万ドルの資金を獲得していた。