[ワシントン 5日 ロイター] - トランプ米大統領の納税記録提出を求めて下院委員会が出した召喚状を巡る裁判で、トランプ大統領は5日、連邦最高裁判所に上告した。
コロンビア特別区巡回区控訴裁判所は11月13日、トランプ氏が長年利用している会計事務所マザースに納税記録などの提出を求める下院委員会の召喚状は有効と判断。これを受け、最高裁は同月25日、召喚状の効力差し止めを命じる仮処分の期間を延長。この日はトランプ氏が最高裁に正式に上告できる期限だった。
トランプ氏の弁護士は書簡で「議会が現職大統領の個人的な記録に召喚状を出したのは初めて」と指摘。下院委員会にこのような調査を実施する権限はないとした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20191205T212506+0000