[27日 ロイター] - 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が27日発表した週間石油統計(20日まで)によると、米原油在庫が予想以上に減少した。年末を控え、製油所の生産が増加した。
米原油在庫は約550万バレル減少の4億4140万バレル。ロイター調査によると、アナリスト予想は170万バレル減だった。
製油所の原油処理量は41万8000バレル増。製油所の稼働率は2.7%ポイント上昇の93.3%と9月以来の高水準だった。
リポウ・オイル・アソシエイツのアンドリュー・リポウ社長は「秋のメンテナンスを経て、精製業者の稼働が高まったことが今週の原油在庫の大幅減少につながった」とした。
ガソリン在庫は200万バレル増の2393万バレルと、3月以来の高水準。アナリスト予想は170万バレルの増加だった。
オクラホマ州クッシングの原油在庫は240万バレル減少した。
ディーゼルオイルやヒーティングオイルを含む留出油の在庫は15万2000バレル減の1億2490万バレル。アナリスト予想は80万バレル増だった。