[クアラルンプール 3日 ロイター] - マレーシア中央銀行は3日、政策金利を過去最低の1.75%に据え置いた。同国経済は新型コロナウイルス流行で大きな打撃を受けたが、最近では回復の兆しが見え始めている。
中銀は今年、既に125ベーシスポイント(bp)の利下げを行っている。
ロイター調査では、17人のエコノミストのうち9人が、今回の金利据え置きを予想していた。
中銀は声明文で、経済活動は第3・四半期にかなり上向いたと指摘。世界の需要や、公共・民間セクターの支出の回復を背景に、2021年の見通しはさらに明るいとの見方を示した。
一方「回復のペースはセクターによって異なるだろう。一部の産業では経済活動がコロナ禍前の水準を下回った状態が続き、労働市場の持ち直しにも時間がかかる」とした。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20201103T080717+0000