[マニラ 8日 ロイター] - フィリピンのロクシン外相は8日、同国と米国が今月、国内での米兵の法的地位を定めた訪問軍地位協定(VFA)を巡る意見調整のため協議を行うと明らかにした。
フィリピンは昨年、VFAの破棄を米国に通告した後、破棄手続きを2度先送りしている。
ロクシン外相はANCに対し、破棄手続きの保留について「われわれが努力を続けるべきとの意図で、いま議題を絞っている。近く協議を行い意見を調整する」と発言。協議は2月の最終週になる公算が大きいと付け加えた。
ただ、可能性のある合意の条件に関する詳細には触れなかった。
フィリピンのドゥテルテ大統領は昨年2月、警察トップとして麻薬犯罪組織撲滅に向けて強硬な措置をとった上院議員らへのビザ発給を米国が拒否したことを理由にVFAの破棄を通告。しかしその後、破棄手続きを2度先送りし、今に至る。 OLJPWORLD Reuters Japan Online Report World News 20210208T061655+0000