[モスクワ 25日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領とバイデン米大統領は、6月に首脳会談を行う可能性がある。国営ロシア通信(RIA)が25日、ロシア政府関係者の話として伝えた。
ロシアのウシャコフ大統領補佐官は、首脳会談について具体的なことはまだ決まっていないと述べ、「複数要因を踏まえて決定する」と説明した。
これとは別にRIAによると、ロシアのラブロフ外相は25日、バイデン氏の首脳会談提案は「前向きに」受け止められ、現在検討中だと述べた。
ロシア紙コメルサントが関係筋の話として報じたところによると、バイデン氏は6月15─16日の欧州での首脳会談を提案した。
ロシア政府は現時点でコメントの要請に応じていない。
プーチン大統領は2018年7月、当時のトランプ米大統領とヘルシンキで会談を行っている。
バイデン大統領は13日、プーチン大統領と電話会談を行い、ロシアがウクライナとの国境付近で軍部隊を増強していることに懸念を表明すると同時に、向こう数カ月以内に第3国で米ロ首脳会談を開くことを提案した。
これに対してロシア政府は、首脳会談は米国の行動次第だとし、対ロ追加制裁計画を撤回するよう米政府に伝えたと報じられている。