David Lawder
[ワシントン 25日 ロイター] - 米主導の新経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」参加国がマレーシアの首都クアラルンプールで15─24日に開いた交渉官会合で、貿易、クリーンエネルギー、腐敗対策の分野で協議が進展した。米商務省と米通商代表部(USTR)が25日、声明を発表した。
ただ、声明は参加国間で合意した事項への言及はなく、「高い成果に向けた交渉の進展」に触れるにとどめた。
シンガポールのウォン副首相は今月、米国が11月11─17日にカリフォルニア州サンフランシスコで主催するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議までに、IPEF交渉の幾つかの「柱」について成果が発表されることを期待していると述べていた。
米商務省とUSTRは参加国との対話を継続し、年内に追加の直接協議を行うとの見通しを示した。次回交渉の詳細は後日発表するとした。