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18日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で3日ぶり反発、米追加関税織り込む

発行済 2018-09-18 16:48
更新済 2018-09-18 17:00
18日の中国本土市場概況:上海総合1.8%高で3日ぶり反発、米追加関税織り込む
18日の中国本土市場は値上がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比48.16ポイント(1.82%)高の2699.95ポイントと3日ぶりに反発した。
上海A株指数も上昇し、50.49ポイント(1.82%)高の2827.46ポイントで取引を終えている。


米追加関税の悪材料をひとまず織り込む流れ。
トランプ政権が本日朝方、制裁関税第3弾(中国製品2000億米ドル相当を対象)を24日に発動すると発表したことなどを嫌気して小安くスタートしたものの、下値は固く、後場に入り買い戻しの動きが加速した。
中国証券監督管理委員会の副主席が追加関税について、「中国は最悪の関税シナリオに備えている」と発言。
そのうえで、「米国が中国からの輸入品すべてに追加関税をかけた場合でも、中国GDP成長率に対する悪影響は約0.7ポイントにすぎない」と説明した。
また、上海総合指数は2015年の人民元切り下げショック後安値(16年1月27日の2638ポイント)に接近していたこともあり、「国家隊(政府系ファンドなど)」が相場を支えるとの楽観も広がっている。


業種別では、ゼネコンや素材のインフラ関連が高い。
中国交通建設(601800/SH)と中国鉄建(601186/SH)がそろって値幅制限いっぱいまで上昇し、安徽海螺セメント(600585/SH)が6.7%、宝山鋼鉄(600019/SH)が5.0%ずつ値を上げた。
消費関連株や自動車株、海運株、ハイテク株、医薬株、金融株、不動産株など幅広く買われている。


外貨建てB株の相場も値上がり。
上海B株指数が3.10ポイント(1.11%)高の282.93ポイント、深センB株指数が9.02ポイント(0.95%)高の956.99ポイントで終了した。


【亜州IR】

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