■NY株式:NYダウは119ドル高、原油相場の上昇を好感
22日の米国株式相場はまちまち。
ダウ平均は119.19ドル高の24580.89、ナスダックは20.14ポイント安の7692.82で取引を終了した。
石油輸出国機構(OPEC)で協調減産が緩和されたものの、想定内の増産に留まったことで原油相場が上昇し、S&P500とダウが上昇。
しかし、米国と中国及び欧州連合(EU)との貿易摩擦への懸念が強まっており、上値は限られた。
セクター別では、エネルギーやメディアが上昇する一方で銀行や小売が下落した。
原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。
自動車販売のカーマックス(KMX)は決算内容が予想を上振れ、大幅上昇。
一方で、ソフトウェアのレッドハット(RHT)は、慎重な業績見通しが嫌気され、大幅下落。
電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、一部アナリストがサービス費用の増加による利益率の圧迫を指摘し、軟調推移となった。
トランプ大統領は、欧州連合(EU)からの輸入自動車・自動車部品に対する20%の関税賦課を示唆した。
EUで報復措置が取られる可能性もあるが、相対的に欧州への輸出割合の低い米国自動車メーカーへの影響は、欧州自動車メーカーと比較すれば軽微にとどまるだろう。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:貿易摩擦の深刻化を警戒し円買いが加速
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円19銭から109円80銭まで下落し、109円99銭で引けた。
対中に続いて、トランプ米大統領が欧州車に20%の輸入関税を賦課すると警告したため貿易摩擦の深刻化を警戒したドル売り、円買いが加速した。
ユーロ・ドルは、1.1618ドルまで下落後、1.1667ドルまで反発し、1.1657ドルで引けた。
米国による欧州車への輸入関税が域内経済を抑制するとの警戒感に一時ユーロ売りが加速。
ユーロ・円は、128円44銭から127円68銭まで下落。
リスク回避の円買いが強まった。
ポンド・ドルは、1.3300ドルから1.3246ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9915フランから0.9874フランまで下落した。
■NY原油:大幅高で68.58ドル、増産量は想定下回るとの見方強まる
22日のNY原油先物8月限は大幅高(NYMEX原油7月限終値:68.58 ↑3.04)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+3.04ドルの68.58ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めて一時68.97ドルまで上昇した。
22日に開かれたOPEC総会で減産量を従来目標の日量180万バレルに戻すことが決まった。
一部産油国の生産がかなり落ち込んでいたため、減産量は実質的に日量280万バレル程度まで拡大していたようだ。
ただし、市場関係者の間では、実質的な増産幅は日量77万バレル程度にとどまるとの見方が多く、想定していた増産量を下回ることから、原油先物を買い戻す動きが急速に広がった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.99ドル -0.30ドル(-1.02%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.89ドル -0.90ドル(-1.81%)
ゴールドマン・サックス(GS)226.02ドル -0.96ドル(-0.42%)
インテル(INTC) 52.50ドル +0.31ドル(+0.59%)
アップル(AAPL) 184.92ドル -0.54ドル(-0.29%)
アルファベット(GOOG) 1155.48ドル -2.18ドル(-0.19%)
フェイスブック(FB) 201.74ドル +0.24ドル(+0.12%)
キャタピラー(CAT) 139.94ドル +0.41ドル(+0.29%)
アルコア(AA) 45.56ドル +0.75ドル(+1.67%)
ウォルマート(WMT) 84.82ドル +0.61ドル(+0.72%)
スプリント(S) 5.50ドル +0.15ドル(+2.80%)
22日の米国株式相場はまちまち。
ダウ平均は119.19ドル高の24580.89、ナスダックは20.14ポイント安の7692.82で取引を終了した。
石油輸出国機構(OPEC)で協調減産が緩和されたものの、想定内の増産に留まったことで原油相場が上昇し、S&P500とダウが上昇。
しかし、米国と中国及び欧州連合(EU)との貿易摩擦への懸念が強まっており、上値は限られた。
セクター別では、エネルギーやメディアが上昇する一方で銀行や小売が下落した。
原油相場の上昇で、エネルギー会社のチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が堅調推移。
自動車販売のカーマックス(KMX)は決算内容が予想を上振れ、大幅上昇。
一方で、ソフトウェアのレッドハット(RHT)は、慎重な業績見通しが嫌気され、大幅下落。
電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、一部アナリストがサービス費用の増加による利益率の圧迫を指摘し、軟調推移となった。
トランプ大統領は、欧州連合(EU)からの輸入自動車・自動車部品に対する20%の関税賦課を示唆した。
EUで報復措置が取られる可能性もあるが、相対的に欧州への輸出割合の低い米国自動車メーカーへの影響は、欧州自動車メーカーと比較すれば軽微にとどまるだろう。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:貿易摩擦の深刻化を警戒し円買いが加速
22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円19銭から109円80銭まで下落し、109円99銭で引けた。
対中に続いて、トランプ米大統領が欧州車に20%の輸入関税を賦課すると警告したため貿易摩擦の深刻化を警戒したドル売り、円買いが加速した。
ユーロ・ドルは、1.1618ドルまで下落後、1.1667ドルまで反発し、1.1657ドルで引けた。
米国による欧州車への輸入関税が域内経済を抑制するとの警戒感に一時ユーロ売りが加速。
ユーロ・円は、128円44銭から127円68銭まで下落。
リスク回避の円買いが強まった。
ポンド・ドルは、1.3300ドルから1.3246ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9915フランから0.9874フランまで下落した。
■NY原油:大幅高で68.58ドル、増産量は想定下回るとの見方強まる
22日のNY原油先物8月限は大幅高(NYMEX原油7月限終値:68.58 ↑3.04)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比+3.04ドルの68.58ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めて一時68.97ドルまで上昇した。
22日に開かれたOPEC総会で減産量を従来目標の日量180万バレルに戻すことが決まった。
一部産油国の生産がかなり落ち込んでいたため、減産量は実質的に日量280万バレル程度まで拡大していたようだ。
ただし、市場関係者の間では、実質的な増産幅は日量77万バレル程度にとどまるとの見方が多く、想定していた増産量を下回ることから、原油先物を買い戻す動きが急速に広がった。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 28.99ドル -0.30ドル(-1.02%)
モルガン・スタンレー(MS) 48.89ドル -0.90ドル(-1.81%)
ゴールドマン・サックス(GS)226.02ドル -0.96ドル(-0.42%)
インテル(INTC) 52.50ドル +0.31ドル(+0.59%)
アップル(AAPL) 184.92ドル -0.54ドル(-0.29%)
アルファベット(GOOG) 1155.48ドル -2.18ドル(-0.19%)
フェイスブック(FB) 201.74ドル +0.24ドル(+0.12%)
キャタピラー(CAT) 139.94ドル +0.41ドル(+0.29%)
アルコア(AA) 45.56ドル +0.75ドル(+1.67%)
ウォルマート(WMT) 84.82ドル +0.61ドル(+0.72%)
スプリント(S) 5.50ドル +0.15ドル(+2.80%)