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豪ドル週間見通し:もみ合い、利下げ観測後退で基本的に売りづらい状況続く

発行済 2017-03-25 15:10
更新済 2017-03-25 15:33
豪ドル週間見通し:もみ合い、利下げ観測後退で基本的に売りづらい状況続く
■下落、リスク回避の豪ドル売り強まる

先週の豪ドル・円は下落。
豪準備銀行(中央銀行)の3月理事会の議事要旨では、「最近のデータは住宅市場のリスクの高まりを示唆」との指摘が注目され、一時豪ドル買いになった。
しかし、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペース加速観測の後退や、トランプ米政権の経済政策運営に対する先行き懸念で豪ドル売り・円買いの取引が拡大した。
取引レンジ:84円35銭-87円24銭。


■もみ合い、利下げ観測後退で基本的に売りづらい状況続く

今週の豪ドル・円はもみ合いか。
豪準備銀行(中央銀行)の利下げ観測は後退しており、豪ドルは基本的に売りづらい状況が続くとみられる。
ただ、米政権運営の先行き不透明感が資源価格安につながり、豪ドルを圧迫する可能性に注意が必要か。
豪準備銀行副総裁の講演が28日に予定されている。


○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・28日:豪準備銀行副総裁講演

予想レンジ:83円50銭-86円50銭


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